太陽の光に燦燦と輝く地中海沿岸、スペインには古くから受け継がれる伝統料理がたくさんあります。その中でも、特に多くの旅行者を魅了するのが「パエリア」です。米をベースに、魚介類や肉、野菜などを加えて炊き上げるこの料理は、スペイン全土で愛されていますが、各地域によって特徴的なレシピが存在します。今回は、南スペインの港町カディスで味わえる、ちょっと変わったパエリアをご紹介しましょう。
カディスのパエリア:海の幸を存分に堪能!
カディスはアンダルシア地方に位置する港町であり、新鮮な魚介類が豊富に手に入ります。そのため、カディスのパエリアには、魚介類がたっぷり使われるのが特徴です。
定番の魚介
- エビ
- ムール貝
- ホタテ
- 魚(スズキやタラなど)
これらの魚介は、パエリアを炊く前に軽く炒めたり、殻ごと炊き込んだりすることで、旨味が米にしっかりと染み込みます。
野菜とスパイスで彩りを添える
魚介類のほかにも、カディスのパエリアには、
- トマト
- ピーマン
- オリーブオイル
- サフラン
などが使われます。これらの食材は、パエリアの味を引き立てるとともに、鮮やかな色合いを与え、食欲をそそります。
カディス風パエリアの作り方:伝統の味を自宅で再現
カディスのパエリアを実際に作ってみるのはいかがでしょうか? ここでは、基本的なレシピを紹介します。
材料(2人分)
- 魚介類:エビ200g、ムール貝150g、ホタテ50g
- 米:200g
- トマト:1個
- ピーマン:1個
- オリーブオイル:大さじ3
- サフラン:少々
- 水:400ml
作り方
- 魚介類はきれいに洗い、エビは殻を剥いて背わたを取り除き、ムール貝は髭を取り除きましょう。ホタテは殻ごと使う場合と、殻を外して使います。
- 米を水で洗い、30分程度浸しておく。
- トマトとピーマンは細かく切ります。
- フライパンにオリーブオイルをひき、魚介類を炒めます。火が通ったら取り出します。
- 同じフライパンに米とトマト、ピーマンを入れて炒め、サフランを加えます。
- 水を加えて強火で沸騰させたら弱火にし、15分ほど炊きます。
- 途中で魚介類を戻し入れ、さらに5分ほど煮込みます。
- 火を止め、蓋をして10分蒸らします。
ポイント
- 米はパエリア用の米を使うとより美味しくなります。
- サフランは少量で香りが広がるので、入れすぎには注意しましょう。
- 炊飯時間は米の種類によって調整が必要です。
- 魚介類の代わりに鶏肉やソーセージを使うこともできます。
カディス風パエリアをもっと楽しむ!
カディスのパエリアは、シンプルながらも奥深い味わいです。
付け合わせ | おすすめポイント |
---|---|
レモン | パエリアの濃厚な味を引き立てます |
アリオリソース(ニンニクとオリーブオイルのソース) | 濃厚な味わいにピリッとしたアクセントを加えます |
まとめ:カディスでパエリアを体験しよう!
カディスのパエリアは、新鮮な魚介類の旨味と地中海風の香りが織りなす、まさに至高の一品です。スペイン旅行の際には、ぜひカディスを訪れて、この特別なパエリアを体験してみて下さい。
きっと忘れられない思い出になることでしょう。